PP単価高い!エチオピア航空の格安ヨーロッパ行き航空券徹底攻略

日系航空会社だとどれだけ安くても20万円台になってしまう日本発着の往復ヨーロッパ行き。

アジア・中東・他のヨーロッパ経由便を指定しても、基本15万円以下のチケットを探し出すのは、中国本土系を除きとても難しいです。

そんな中、スターアライアンスに属するエチオピア航空の成田発ヨーロッパ行きは価格がお手頃で、最安値はヨーロッパ各地で15万円以下になる場合が殆どです。

エチオピア航空787エコノミークラス座席
エチオピア航空787エコノミークラス座席
エチオピア航空成田線機内食
エチオピア航空成田線機内食

①時間はあるけど財布を節約したい人向け

安いには訳がある!

一番のデメリットは、何と言ってもアフリカへ飛ぶという遠回り、しかも成田⇄アディスアベバ間は途中ソウルを経由するので、とても時間がかかる。

また、アディスアベバ⇄ヨーロッパ間も、コペンハーゲン、マンチェスター、オスロ等が目的地の場合は途中一ヶ所経由する可能性が高いので、更に飛行時間が長くなる。

例えば、通常時成田⇄オスロは最安値往復で12万9,000円だけど、アディスアベバ以外にソウルとストックホルムを経由するので途中3ヶ所も経由地が増える。

成田⇄オスロ総額
成田⇄オスロ総額
成田⇄オスロのエチオピア航空路線マップ
成田⇄オスロのエチオピア航空路線マップ※

※gcmap.comで作成

更に、往復共アディスアベバでの乗継時間が長い。ただし、現地滞在中は宿、食事、送迎が無料で提供されるので、少しながらアフリカの街を肌で感じる事ができるのは新鮮かもしれない。

乗継を含む総移動時間
乗継を含む総移動時間

往復共に総移動時間が40時間以上となっているが、この間アディスアベバにはそれぞれ16時間以上の乗継になるので休憩するには丁度良い。

他のヨーロッパ各都市も他社と比較すると安価。

大体往復総額12万〜13万円台で推移しています。

成田⇄ローマ往復:

成田⇄ローマ往復
成田⇄ローマ往復

成田⇄パリ往復:

成田⇄パリ往復
成田⇄パリ往復

成田⇄ブリュッセル往復:

成田⇄ブリュッセル往復
成田⇄ブリュッセル往復

②運賃が安くても変更・キャンセル手数料が良心的

最近の航空会社では運賃の安い予約クラスで発券後の変更不可やキャンセル不可などの厳しい条件を設定する場合が多いが、エチオピア航空では良心的。

上記運賃の場合、「Economy Semi Flex」が当てはまりますが、この際1回あたりの変更に付き手数料がUSD 100、キャンセルでもUSD 150とそれほど高額ではありません。

変更・キャンセル条件
変更・キャンセル条件

③セールを見逃すな!更に安くなる!

予約画面に「Economy Promo」と表示されれば、更に総額が安くなります。

セール運賃
セール運賃

ただし、「Economy Promo」だと払い戻し不可、変更は可能だけど1回あたりの手数料がUSD 150。

セール運賃条件
セール運賃条件

総額は105,000円前後なのでこんな激安でも変更が可能なのは嬉しいです。

成田⇄オスロセール運賃往復総額
成田⇄オスロセール運賃往復総額
成田⇄ローマセール運賃往復総額
成田⇄ローマセール運賃往復総額

④アディスアベバでの乗継時に提供されるホテル・食事・送迎が無料!

エチオピア航空では以下の条件にてハブであるアディスアベバで無料のホテル・食事(最高3回まで!)・送迎サービスが提供されます。

・乗継時間が8時間以上24時間以内である事

・エチオピア航空で発券されている事(特典航空券は対象外)

エチオピア航空のホームページにも記載があります。

エチオピア航空公式ページの案内
エチオピア航空公式ページの案内

成田⇄ヨーロッパ間は往復共に早朝にアディスアベバ到着し、深夜に出発するので丸々1日あります。

提供されるホテルはピンキリですが、エチオピア航空が直営する5つ星空港ホテル、スカイライトホテルが指定される可能性があり、そうなればかなりお得感はあるでしょう。

普通にホームページから予約すると1泊約30,000円もするラグジュアリーホテル!

スカイライトホテル外観
スカイライトホテル外観
スカイライトホテル客室
スカイライトホテル客室
スカイライトホテル最安値部屋代
スカイライトホテル最安値部屋代

更に往復で3食づつ(朝・昼・夕)が提供されれば、それだけで航空チケットに迫る金額になる!

もちろん、スカイライトホテルに指定されれば、の話ですが。

トランジットホテルはエチオピア航空が指定し、アディスアベバの到着時にトランジット客専用のホテル案内カウンターがあるので、そこで手配されます。

また、エチオピアに入国する事になるのでビザが必須になりますが、事前にEビザを取得するか、2024年1月時点では到着時に空港で取得が可能です。

⑤マイルが貯まりやすい!ANAマイレージ会員にとってはPP単価も悪くない!

エチオピア航空のホームページで予約の際、フライトオプションの表示画面で親切に分かりやすく運賃クラスを表示してくれます。

例えば、以下の場合、エコノミークラスを選択すると「Economy Semi Flex」がQクラス、「Eco Flex」がSクラスと表示をしてくれます。

運賃クラスの表示
運賃クラスの表示

もしANAマイレージクラブ会員であれば、Qクラスは50%の積算率。

AMC積算率
AMC積算率

例えば、成田⇄オスロ往復だと、総距離は大まかに20,000マイル!

成田⇄オスロは約2万マイル
成田⇄オスロは約2万マイル※

※gcmap.comで作成

その50%だと、10,000マイル。

12万9,000円の航空券で、10,000マイルが貯まるのは悪くない!

⑥スターアライアンスゴールド会員は優遇される!

スタアラゴールドであれば尚更エチオピア航空の利用価値あり!

まず、機内ではもし満席でなければ隣席を空けてくれる可能性が高いです。

筆者も、今まで15回以上エチオピア航空のエコノミークラスをスタアラシルバー・ゴールド会員として利用しましたが1回を除き、他のフライトでは全て隣席をブロックしてくれました(そう、シルバー会員でも!!)。これは非常に嬉しいサービスです。

アディスアベバの空港ではスタアラゴールド専用の保安検査場やバスゲートがあり、以前の記事に説明しています。

アディスアベバ空港のラウンジはコロナ禍で新しくなり、広くなって食事のオプションも豊富に。

立派になりました。

アディスアベバ空港のエチオピア航空ラウンジ
アディスアベバ空港のエチオピア航空ラウンジ
アディスアベバ・ボレ空港
アディスアベバ・ボレ空港

⑦エチオピア航空は安心?

アフリカ最大の航空会社で、1945年に創立された歴史のある航空会社。

世界で屈指の急成長している航空会社であり、コロナ禍でも積極的に新機材を導入。

収益率も高い、アフリカで数少ない成功している航空会社です。

日系航空会社以外で世界で一番早くボーイング787機を導入した事でも注目を浴びました。

アディスアベバをハブにしながらアフリカ大陸内のネットワークが幅広く、ヨーロッパ、中東、アジア、北米、南米と全世界を網羅させている。

利便性が高いため、筆者もアフリカへ行く際には大抵利用します。

ただし、老朽化している機材もあり、座席のメンテがしっかりされていないのでボロく感じさせられる事も多々あります。

エコノミークラスにおいてはクルーによる機内サービスはそこまで良いとも言えません。

もう既に25回乗りましたが、コスパが高いので全体的には満足です。

一度も大幅な遅延なども体験せず、しっかり受託手荷物も目的地で受け取る事ができています(友人は一度ロスバゲになって数日後に届けられましたが)。

過去の詳しいエチオピア航空の搭乗記こちらのページで確認できます。

⑧ホームページがしっかりしている

エチオピア航空のホームページは数々ある航空会社の中でもとても利用しやすい方です。

その理由は、料金設定が明確になっている事と、⑤に記載した予約クラスがしっかり表示される事。

予約クラスが表示されていれば、マイルがどれだけ貯まるかが判断できるので嬉しい。

まとめ

時間に余裕さえあれば、エチオピア航空でヨーロッパへ行くのも悪く無いです。その理由の一つは、アディスアベバで乗継時に航空会社がホテルや食事をケアしてくれる事。金額設定が低い上に、ここまでサービスをしてくれるのであれば頑張っているなぁという印象が伺えます。

エチオピア航空の日本発着ヨーロッパ行きメリット
*格安運賃でも変更・キャンセル手数料がそこまで高額では無い
*トランジット地のアディスアベバで無料の宿泊施設、食事、送迎が提供される
*セール時を除く最安値Qクラスの場合、ANAマイレージクラブの積算率が50%(2024年1月時点)
*遠回りでマイルが貯まりやすい
*ホームページが使いやすい
エチオピア航空の日本発着ヨーロッパ行きデメリット
*移動距離と時間が長い
*アディスアベバ時間での乗継時間が長い
*成田便の787はシートがボロボロの機材になる可能性がある

 

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