2025年は8年ぶりに上級ステータスを消失しました。
そもそもANAやJALのマイレージ会員ではステータス目的でマイルを貯めていなかったので、半永久にはならなかったのです。
全てのきっかけはターキッシュエアラインズのエリート会員
初めて上級会員になれたのは、ターキッシュエアラインズでスターアライアンスゴールドが達成できた2017年4月。

取得時インド在住だったため、当時よく利用していたエアインディアやエチオピア航空の最安値運賃でも積算率が高く、かつターキッシュエアラインズ自社を一度も利用しなくても上級会員達成ができたのでハードルが低かったのです。
その後も、2年間わずか37,500マイル(毎年平均18,750マイル)だけ貯めればステータスの保持ができたし、更には有効期限は一度更新すれば2年間付与されたのでとても良心的で、2025年2月もこの部分の条件は変わりません。
詳しい事は過去の記事にまとめています。
しかし、近年プログラムの改悪化やANAを含む提携航空会社の特典航空券の発券がとても面倒臭い事など魅力が大分薄れてきた事から、更新時期であった2024年10月までにステータス維持するためのマイルを貯める事はしませんでした。
ターキッシュエアラインズのお陰で様々なステータスマッチに成功した!
世界で一番、就航する国が多いターキッシュエアラインズは、様々な航空会社がステータスマッチを実施する時に有利です。
ステータスマッチとは、過去記事を参照下さい。
これらのステータスマッチは全エアラインのマイレージプログラムが対象になる事は稀で、やはり各社のローカル地域で競合になる相手を選びます。
なので、国際線の就航先数がそこまで強くなく、かつ中東やアフリカ地域でほぼ存在が無い日系航空会社は対象リストから外される事は珍しく無いです。
コロナ禍の時期を中心に、下記のエアラインにマッチが成功しました。
最近のステータスマッチは有料の場合が増えてきましたが、以下は全て無料でした。
ステータス | 開始年月 | 有効期限 | |
カタール航空 | ゴールド
(OWサファイア) |
2020年6月 | 2024年3月 |
スターラックス航空 | エクスプローラー | 2020年11月 | 2024年11月 |
ITAエアウェイズ | プレミアム
(STエリートプラス) |
2021年10月 | 2025年2月 |
ケニア航空 | ゴールド
(STエリートプラス) |
2023年8月 | 2024年8月 |
本来カタール航空やITAエアウェイズは有効期限が1年でしたが、コロナ禍で延長を繰り返し、結果的には4年弱も継続させてくれました。
上級会員である事の目的を考える:空港ラウンジ利用が最重要
エアラインの上級会員をお持ちの皆さんはステータスの維持に何を重要視しますか?
僕の場合は空港ラウンジの利用が一番の特典だと思っています。
追加の預け荷物はそこまで必要無いし、優先チェックインレーンや優先搭乗はそこまで気にしない。
強いて言えば、JAL、ANA、エチオピア航空等一部の航空会社では空席のあるフライトで実施してくれる隣席ブロックは非常に有難いです。
でも隣席ブロックは保証されるものでは無いし、ラウンジは必ずどの空港で利用できるのは本当に嬉しいですね。

国際線ラウンジであればプライオリティパスで十分
もし国際線のラウンジ目的がメインであれば、正直頑張ってエアラインの上級ステータス維持のために努力しなくても、誰でも容易に得られる最強な会員プログラムがあります。
あのプライオリティパス!
2023年に会員になってから、このプライオリティパスはある意味、エアラインの上級会員以上に便利な部分がいくつかあるなぁ、と思いました。
プライオリティパスのメリットを紹介した記事はこちら。
大抵どの主要空港も対象施設があるので便利です。
最近は楽天プレミアムカード付帯だと年5回までの利用と制限あったり、多くの場合でレストランやスパが対象外になりラウンジのみでの使用など改悪化は目立ちますが、それでも年会費3万円以内で無制限利用バージョンが付帯されるのであればコスパはまだ高いと思います。
また、制限された楽天プレミアムカードは年会費わずか11,000円なので、1回あたりの利用が2,200円だとラウンジによってはかなりお得です。

国内線であればクレジットカードラウンジで十分
日本で国内線利用時は、エアラインステータスを保持してもサクララウンジやANAラウンジで提供されるのは飲み物のみ。
アルコール類にこだわらなければ、クレジットカードラウンジでも同様のサービスを受けられます。
わずかな年会費でも日本中の空港ラウンジが無制限に利用できるのはかなりお得です(例えば、年会費2,200円の楽天ゴールドカード等)。
対象外の場合でも、大抵1,100円と良心的な価格で利用ができるし、子供は半額になる。
僕の場合は年会費17,600円のJAL・CLUB-Aゴールドカードを所持しており、日々の買い物でJALマイルが貯まりやすい理由で入会しましたが、調べたら日本各地の空港ラウンジも無料で利用できる事を知り得した気分になりました🎵
更に調べたら所有中の年会費11,000円の楽天プレミアムカードも対象でした。
こちらは無料で付帯するプライオリティパスとは別の特典になるので、嬉しいサービスです。

今後の計画:とりあえず全施設対象・無制限利用可のプライオリティパスで落ち着く
現在、海外へ行くのは年に数回程度なので楽天プレミアムカード会員に付帯される5回制限バージョンのプライオリティパスでも十分なのですが、各空港の対象ラウンジでハシゴしたいのとラウンジ以外の施設も利用できる様になりたいので(対象レストランやスパ等)、今年でこちらは解約予定です。
楽天プレミアムカードの更新月が近づいたら全施設対象の無制限利用可能なプライオリティパスが付帯するクレジットカードを新たに申請します。
まとめ
エアラインの上級会員で個人的に一番美味しい特典は空港でのラウンジ利用であり、これならプライオリティパスで十分だという結論になりました。エアラインラウンジよりもメリットがある部分も見られ、付帯される年会費のコスパが高いクレジットカードも豊富なので嬉しいです。まぁ大好きなエアラインラウンジは今後ビジネスクラス以上に乗らないと利用できないのは寂しいですけどね。