MF国立公園最高峰のエコ・ラグジュアリー:ナイル・サファリロッジ滞在記🇺🇬〜S1EP8

概要

ホテル総合評価:88点

感想:部屋の雰囲気、広さ、立地、とても凝ったスキンケアアメニティー、美味しい食事等、エコに配慮しつつ質の高いサービスを提供。ただし、従業員はもっと教育が必要な部分が多く見られた。

<利用詳細>

市町村名:マーチソン国立公園・ナイル川の南側

宿泊施設名:Nile Safari Lodge

部屋のカテゴリー:デラックスバンダ

宿泊施設利用日:2022年4月

宿泊数:1泊

宿泊代:パッケージに含まれていたため算出不可

<ホテルの位置>

マーチソンフォールズ国立公園(以下MFNP)内、ナイル川の南側に位置します。

マーチソンフォールズの滝口までは車で約1時間です(直線距離だともっと短いけど道路だとナイル川を迂回する形になります)。

ナイル・サファリロッジの位置
ナイル・サファリロッジの位置

滞在記

・MFNPで一番アップスケールなロッジ;部屋の広さは全室100平米以上

全室バンダと呼ばれる東アフリカ特有の茅葺き屋根でできたコテージスタイル。

デラックスバンダ6室、ファミリーヴィラ1室、エクスクルーシブバンダ1室の合計8室のみ。

デラックスバンダでも113平米もあり、めっちゃ広いです。

ナイル・サファリロッジ外観
ナイル・サファリロッジ外観
ナイル・サファリロッジ外観
ナイル・サファリロッジ外観
ウェルカムタオル
ウェルカムタオル
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンク
共有スペース
共有スペース

今回はフロントデスクに一番近い、端っこの部屋名「Maji」に宿泊します。

デラックスバンダ外観
デラックスバンダ外観

中に入ると・・・

素敵の一言しかありません・・・

伝統建築とミニマリストのバランス、そして調和されたオシャレ感。

エアコンは付いていませんが、茅葺き屋根の影響で日中でもそこまで暑くならず、結構快適に過ごせます。

デラックスバンダ客室
デラックスバンダ客室

全室ダブルベッドの他に、バルコニー付近にシングルベッドが用意されているので、子供に最適です。

デラックスバンダ客室
デラックスバンダ客室

何と言ってもウッドデッキのバルコニーが最高!

目の前ナイル川が流れているのですから。

バルコニー
バルコニー
目の前はナイル川
目の前はナイル川

・圧倒されるバスルーム

今まで宿泊した中で一番素敵なバスルームでした・・・

バスルーム
バスルーム
トイレ
トイレ
洗面台
洗面台

バスタブに浸かりながらナイル川が眺められます。

でも、普通に観光ボートが行き来するコースになっているので、近くに見えたらカーテンしないと(笑)。

シャワーは何と2つもあり、一つは室内、そしてもう一つは外のオープンエリアです。

もちろん、オープンエリアは茂みになっているので、誰かに観察される心配は無いでしょう。

室内と室外の2つのシャワー
室内と室外の2つのシャワー

・オリジナルのスキンケアアメニティに凄く凝っている!

バスルームには、オリジナルのスキンケアが5種類、専用のボトルに用意されています。

ケニア発祥のCinnabar Green Kenyaというブランドで、ケニア山の麓にある自社のオーガニックハーブ園で育った植物からエッセンシャルオイルを抽出。

そして実験には動物は一切使用されていません。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
ローション、ハンドソープ
ローション、ハンドソープ

部屋の案内本を確認すると、以下の通りに細かく記載されていました。

*コンディショナー:ローズマリー、ラベンダー、カモミールのエッセンシャルオイルが紫外線によるダメージを回復してくれ、パンテノールによって保湿を保つ

*ボディソープ:完全無添加のタイムのエッセンシャルオイルがリラックス効果を与え、更に杉、オレンジ、レモングラスのエッセンシャルオイルで浄化作用と爽快感を持たらす

*シャンプー:レモンバーベナのシャンプーに育毛を助けるローズマリーと髪の回復を活性化させるローズゼラニウムが含まれている

*ローション:シアバター、アボカド、そしてマカダミアオイルとピュアなローズゼラニウム、ラベンダー、イランイランのエッセンシャルオイルで保湿力で肌を再生させる

*ハンドソープ:ユーカリの木から抽出されるオイルに、ベルガモット、オレンジ、プチグレンのエッセンシャルオイルを混ぜている

アメニティの説明
アメニティの説明

・Wi-Fiのスピードも文句無し

ウガンダの地方は結構しっかりしたロッジでもWi-Fiのスピードが頼りなかったり使用できない事が何回かありましたが、ここはしっかり普通に使用できたので良かったです。

・Peponi Loungeで夕方のカクテルとカナッペを頂く

午後はオープンテラスになっているPeponi Loungeで、アフタヌーンティーや、カクテルが提供されます。

この日はアメリカから飛んできた現地協力会社の営業マネージャーさんも参加して、会話に花を咲かせました。

雨も止んで、ウッドチェアにクッションが敷かれます。

この時、リゾートのマネージャーさんも挨拶に参りました。

ベルギー人とルワンダ人のハーフの女性で、背がとても高い方です。

Peponi Lounge
Peponi Lounge
Peponi Lounge
Peponi Lounge
バー
バー
モヒート
モヒート

ストローはガラス製でした。

クラフトビール
クラフトビール

こちらはウガンダ発祥のバナンゲビール各種。

・夕食はシンプルだけど美味しい

食事はアラカルト形式で、Laini Restaurantで頂けます。

ダイニングエリア
ダイニングエリア
夕食メニュー
夕食メニュー

メニューの種類は大分限られています。

アペタイザー(どちらかというと突き出し)1種類、前菜1種類、メイン2種類、そしてデザート2種類。

まずはアペタイザーのミートサモサから(ベジタリアンバージョンも選べます)。

アミューズ
アミューズ

前菜はクリーミーな野菜スープ。

スープ
スープ

メインは焼き魚のアーモンドクリームソースに温野菜添え。

メイン
メイン

もう一つのメインのオプションは3種類のチーズが入ったパスタでした。

デザートはオレンジソースがけのクレープか、南国フルーツで前者を選択。

デザート
デザート

正直量はそこまで無かったですが、ここでは宿泊に3食含まれているので朝食と昼食をしっかり食べていれば夕食はそこまで必要無いでしょう。

どれも家庭的な味で優しい味且つ上品で、とても美味しく頂きました。

・夜部屋に戻ると就寝用にターンダウンがされている

夕食後、部屋に戻ると蚊帳が下がり、就寝用のベッドメイク、ターンダウンがされていました。

ナイトターンダウンサービス
ナイトターンダウンサービス

室内の照明が程良い和みある雰囲気を演出しています。

夜の客室内
夜の客室内

・ナイル・サファリロッジの案内各種

就寝前に、ロッジの案内本を確認してみましょうか。

要点をまとめるとこんな感じです:

*電気は24時間、ソーラーパネルで発電された電力が供給

*カメラやスマホ、パソコンの充電は問題無いが、ヘアドライヤーは使用できない

*水道はナイル川の水をUV濾過したものだが、飲料水としては適していない

*シャワーや風呂を浴びるのはいつでも全く問題ない

*お湯は日中ソーラーパネルで温められるため、使用できるのは朝晩のみ

*部屋の瓶に用意されている水はミネラルウォーター

*ランドリーは朝9時までにバスケットに入れておけば当日の夜までにはクリーニングして返却される

*食事制限やアレルギーなどあれば事前に伝えておけば対応ができる

*Mtoni Spaがリゾートから徒歩10分の森の中に位置している

*ナイル川にはカバやワニが生息しているので、むやみにリゾートの敷地を離れて河岸へ行かない様に

*緊急救援サービスを要する際は、(ヘリコプターや小型機で都市部から)フライングドクターが駆けつけてくれる

*バンダ(客室)内は喫煙不可、客室バルコニーや共用エリアのテラスでは可

*マラリア汚染地域なので、常に対策は必須

*デッキに猿がよく現れるが、ベルベットモンキーはおとなしく、バブーン(ヒヒ)は要注意;餌付はしないでほしい

ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内
ロッジの案内

・朝が美しすぎる・・・

早朝、ウッドデッキから眺めるナイル川の朝焼けに感動しました。

ナイル川の朝
ナイル川の朝

前日に伝えておけば、目覚めのモーニングコーヒーを部屋まで持ってきてくれます。

ウガンダはコーヒーの産地でもあるので、本当におすすめです。

モーニングコーヒーとクッキー
モーニングコーヒーとクッキー

いやー、凄く贅沢な気分です。

クッキーを食べていたら、ベルベットモンキーが手すり沿いを歩いて行きました。

シャイな性格で、自ら横取りしようとはしません。

一応リゾートの案内本に餌付けはNGとなっていたので、ごめんね、分けられなくて・・・

クッキーを欲しそうにするベルベットモンキー
クッキーを欲しそうにするベルベットモンキー

・朝食タイム:シンプルで定番

Laini Restaurantで頂きます。

フルーツやシリアル類のコールドオプションはビュッフェで用意され、ホットミールはアラカルト形式です。

朝食のセットアップ
朝食のセットアップ
朝食ビュッフェ
朝食ビュッフェ

生搾りのジュースが2種類用意されていました。

フルーツ
フルーツ
フルーツ
フルーツ

ホットミールは卵、ベーコン、ソーセージ等の定番を頂きました。

朝食メイン
朝食メイン

・さぁ、マイナスの部分も記載しよう

これまで、いかにこのロッジが素晴らしいか褒めていましたが、これからはいくつか気になった点を述べます。

・残念な従業員一名の対応

まず、従業員のサービス。

概ね、殆どのスタッフさんはとても丁寧で腰が低かったですが、全体的にしっかり教育された感覚はありませんでした。

特にフロント管理をしていた女性。

この様な小さなリゾートでは大抵チップを渡すのですが、女性にチップボックスの場所を聞いたところ、

「ここには無いから私に渡してくれればいいわ」

ちょっと信用できなかったので、念を押して

「この〇〇ドルはあくまで従業員みんなにね」と伝えたのですが、実際そうなったかは定かではありません。

後で他の従業員に聞いたら、バーの横にありますよ、と言われました。

後程手配をしてくれた協力会社の方に、フィードバックとしてしっかり従業員皆に行き渡っているか確認をしてほしいと依頼しました。

この同じ女性、Wi-FiのログインIDも間違ったものを伝えていて、後程部屋から「繋がらない」と申しても「それで合っているわ」の一点張り。

後でバーの方で他の従業員に確認したら、IDが異なっていました。

この様なラグジュアリーなリゾートでは、この様なゲスト対応はNGです。

・モーニングコーヒーの提供時間が指定とは外れる

ウェイクアップサービスとも呼ばれるこのモーニングコーヒーの時間ですが、参加者4名がそれぞれ指定時間とはバラバラでした。

こちらは結構遅めにお願いしたのですが、指定時間の30分ぐらい前に早く提供。

反対に、もっと早くお願いしていた他の参加者には遅く着いたり。

全8部屋の施設で、この時の宿泊者は我々のグループ参加者5名だったので、それほど時間管理は難しくないはず。

・チェックアウト時のルームチェック無し

通常、ロッジではチェックアウト時に、従業員が宿泊者の部屋に忘れ物が無いかどうかチェックを実施をしますが、ここではそれが無かった。

何故かと言うと、クローゼットにレインコート代わりのウィンドブレーカーとTシャツ一枚を忘れてしまったからです。

・朝起きるとバスタブは羽蟻の墓場になっていた・・・

大自然の中にあるロッジなのでしょうがないのですが、今回は別レベル。

筆者は夜トイレに行きやすいようにバスルームの電気は基本つけっぱなしにするのですが、この電気に大量の羽蟻が外から入ってきたみたい。

後でバスルームの屋根を確認すると、隙間が確認できました。

恐らく茅葺き屋根なので穴が空きやすい。

茅葺き屋根は風情があって素晴らしいのですが、メンテが大変なんですよねぇ。

バスタブに溜まった羽蟻
バスタブに溜まった羽蟻

評価

スタッフの対応:6/10(無愛想なフロントデスク女性、最終部屋チェック無しは気になったが、他の従業員のサービスは良かった)

部屋の清潔度:5/5(問題無し)

部屋の快適さ:10/10(エアコンは無いが伝統建築で涼しい;広さが申し訳ない)

部屋の雰囲気:5/5(落ち着いた内装と雰囲気、ウッドデッキのバルコニーから眺める景色、とにかく最高!!!)

設備・アメニティー:9/10(文句無しのWi-Fiスピード、オールナチュラルなオリジナルスキンケア類はとても好印象;ただし外から虫が入りやすいのが難点)

食事:9/10(全体的に量は多くないが、味付けは優しくて素材の旨みがあり美味しかった)

総合評価:44/50 = 88点

まとめ

全体的にとても環境に優しい印象を受けました。アメニティーや部屋の造り等、提供する内容がナチュラル重視である事はとても伝わります。お陰で部屋の中もシンプルな内装ながらもラグジュアリー感があり、とてもバランスの良い雰囲気を生み出しています。ただし、特定従業員の対応や、全体的にプロ意識が欠けるのは気になりました。

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