インド疲れを癒しに週末で行ける大自然のエコリゾート

2023年2月のアルナーチャルシリーズ最終回は、友人が運営するエコリゾートを紹介します。

場所は、アルナーチャル・プラデーシュ州イーストシアン県パシガートのちょうどヒマラヤ山脈が始まる場所に。

リゾートの位置
リゾートの位置

リゾートと言っても、アマンやタージみたいなラグジュアリーなものでなく、自然と調和した最低限快適なロッジです。国道から2キロ程森の中へ入っていくので、正に大自然の中。今では電気や水道が完備されています。

名はアボール・カントリー・リバー・キャンプ

ボリウッドの大スター、アミール・カーンや、作家のアルンダティ・ロイなど数々の著名人も訪れています。

オーナーはものすごい日本びいきで、もし不在でなければギターで「上を向いて歩こう」や「しまんちゅの宝」を披露してくれるかもしれません(笑)。

リゾートの客室
リゾートの客室
川の景色が眺められるバルコニー
川の景色が眺められるバルコニー
ロッジから眺めるシアン川
ロッジから眺めるシアン川

このシアン川は、別名ヤルツァンポ川で、あのラサも流れるチベットを源流とする大河。乾季はエメラルドグリーンに輝きます。

リゾートの食事
リゾートの食事

ここの良さは、何と言っても主要空港から近い事。最寄りのアッサム州にあるディブルガル(インド最東端の主要空港)まではデリーからノンストップ便は1日数便あり、飛行時間は約2時間半。そこから、車で約3時間半で到着できます。

最低2泊あれば、間の1日はかずら橋もびっくりのスリル満点の吊り橋を渡ってみたり、ラフティングを楽しんだり、藁葺きの屋根が並ぶ伝統の村にお邪魔して家庭料理を味わったりと色々なオプションが楽しめる。

現地アディ族の家庭料理
現地アディ族の家庭料理

アルナーチャルは、お隣アッサムから車でくると検問を超えてガラリと雰囲気が変わります。別の国に来たみたいに。それもそうで、ここは外国人はもちろんの事、インド人も許可証が必要な地域(中国が領有権を主張しているためでもある)ので、一気に人口が少なくなり、原始林だらけになり、部族色が強くなります。

外国人はロイヤリティーとしてUSD 50をアルナーチャル州政府に支払い、そこで許可証が発行されます。最低でも到着日から1週間前までに申請しなければなりません。基本、取得方法は現地で登録された旅行代理店経由のみであり、うちの現地パートナーもこれに当てはまります。

詳しくは、ej@h2travels.comまで連絡下さい。

まぁ、インド疲れしたらインド自体を離れてバンコクやシンガポール行った方が息抜きできそうですが(笑)

<アルナーチャル旅行まとめ>

過去5回のシリーズに分けて2023年のアルナーチャルを紹介させてもらいました。約6年ぶりの訪問でしたが、一番驚いたのは著しくインフラが整備された事です。

まずは道路。以前、最寄りのディブルガル空港からこのリゾートへ辿り着くまで途中、大河ブラーマプトラ川をフェリーに乗って対岸まで渡らなければならなかったので時間もかかり不便だったのですが、今では立派な橋ができたお陰で移動時間がかなり短縮。そして、アルナーチャル内も以前は未舗装だらけで基本四駆で無いと移動は厳しかったですが、今では中印国境地帯の設備投資のため快適なハイウェイが敷かれるようになり、限られた時間内でも様々な場所をアクセスしやすくなりました。

電力事情もかなり改善されました。当ページで紹介しているリゾートも以前は自家発電だったので電気は自由に使えず、1日に数時間程度のみ。地方でも、停電は当たり前で、夜の数時間使用できる程度でした。でも、今回はインド随一の僻地だとされているアニニでさえ、基本24時間電気が使用できて普通に朝晩、一般宅で熱々の水浴びができた事は大感動しました。

そしてデリー⇄ディブルガル間のフライトも本数が増えた。

本当に以前とは別世界です。

アルナーチャルは筆者がインドの「スピリチュアルホーム」と呼んでいます。大自然のスケールが半端無いのとオーガニックまみれの食事が楽しめるからです。訪れるたびに、心が洗われる感じがするのです。機会あれば、是非もう一つのインドを訪れてみて下さい。隣国に領土を奪われないためには、世界中の一人でも多くの人間がこの地を理解してもらう事でとても大きな力になるかもしれません。

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