シンガポール航空のサービスは近隣諸国向けと長距離路線向けに機材を2種類に分けています。
近隣諸国向け機材 | ボーイング737 ボーイング787-10 エアバスA350(ビジネスとエコノミーのみの設定) |
長距離路線機材 | エアバスA350(プレミアムエコノミー搭載機材) ボーイング777 エアバスA380 |
2023年6月現在、日本路線には主に近隣諸国向け機材の787-10、A350(プレエコが搭載されていない方)、そして成田と羽田にそれぞれ毎日1便ずつ長距離路線用の777が就航しています。
2023年10月末より、成田⇄シンガポール便にA380が復活します。
<座席が長距離路線用の方が広い>
どちらのタイプも、全席通路側アクセスでフルフラットになる座席。
まずは、共通している787/A350の座席。
ANAのスタッガード式とほぼ一緒です。
続いて、777の座席(写真は長距離A350ですが、違いはありません)。
そして最新のA380機材。
座席が長距離路線の方がゆったりとしているのは理解できます。
標題の「微妙な」違いというのは、座席の広さでは無く、寝具。
<同じ路線なのに寝具が異なる!?>
上記2枚の写真で確認できますが、787/A350と777で枕が異なります。
後者は枕が2つ。
その他にも、787/A350には備えていない敷布団(マットレス)が777では提供しています。
また、777ではフラットにするにあたりクルーが背もたれを前に倒さなければなりません。
そのため、クルーがベッドメイクをしてくれ、枕をふかふかのものに交換してくれます。
↑777では白いのが敷布団。毛布(紫色)はふわふわ。
↑A380では敷布団が茶色、掛け布団が白色、枕も若干異なるが、それぞれコットン製で上質。
対する近隣諸国向け機材は枕は1つ、毛布1つのみ。
↑距離的には十分だけど、787や近距離仕様A350だと質素に見えてしまいます。
<対象フライト>
現在、777を運行しているフライトスケジュールは以下の通り。
東京→シンガポール
毎日 SQ 631 羽田(09:10発)→シンガポール(15:15着)
毎日 SQ 11 成田(19:00発)→シンガポール(翌01:15着)
シンガポール→東京
毎日 SQ 12 シンガポール(09:25発)→成田(17:30着)
毎日 SQ 636 シンガポール(22:50発)→羽田(翌06:45着)
2023年10月29日シンガポール発、30日成田発より、以下のフライトが787-10に代わってA380での運行になります。
東京→シンガポール
毎日 SQ 637 成田(10:55発)→シンガポール(17:45着)
シンガポール→東京
毎日 SQ 638 シンガポール(23:55発)→成田(翌07:30着)
まとめ
どちらのタイプも快適である事は間違い無いですが、長距離路線機材の方が座席が広い上に寝具がアップグレードされる。もし気持ちよく寝る場合には明らかに違いが明確です。