ルフトハンザグループのビジネスラウンジとセネターラウンジ:違いは何?

ルフトハンザグループはルフトハンザ航空、スイス国際航空、オーストリア航空等が含まれますが、各ハブ空港(フランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒ、ウィーン等)には3つのタイプのラウンジが存在します。

*ファーストクラスラウンジ

*セネターラウンジ

*ビジネスラウンジ

ファーストクラスラウンジは、ルフトハンザグループ自社のファーストクラス利用の際のみに利用できる、最上級ラウンジ。

最上級会員であるHONサークルのメンバーも利用可能です。

チューリッヒ空港のスイスファーストラウンジ
チューリッヒ空港のスイスファーストラウンジ

ややこしいのが、セネターラウンジビジネスラウンジの違い。

セネターラウンジの方が格上

簡単に言うと、セネターラウンジの方が、ビジネスラウンジよりも利用条件が厳しいです。

ビジネスラウンジはあくまで自社及び他社スターアライアンス系列のビジネスクラス乗客用、セネターはスタアラゴールド会員及びスタアラ系ファーストクラスの乗客用のラウンジ。

ビジネス セネター
自社ビジネスクラス ×
スタアラ系ビジネスクラス ×
スタアラゴールド会員
スタアラ系ファーストクラス

スタアラゴールドラウンジの方が格上は珍しい

一般的には、スタアラゴールド会員ラウンジの方が格下の場合が多いです。

何故なら、スタアラゴールド会員はエコノミークラスの利用客が多く、理論的に考えると航空券の単価が高いビジネスクラスラウンジの方が格上になる傾向が多いです。

例えば、シンガポール航空のチャンギ空港では、クリスフライヤーゴールドラウンジ(スタアラゴールド会員用)よりもシルバークリスラウンジ(ビジネスクラス乗客用)の方が立派。

他アライアンスだと、極端な例はカタール航空の本拠地ドーハにて、ビジネスクラス用のアル・モルジャーンラウンジはとにかく豪華だけどワンワールドのサファイア会員向けラウンジのゴールドラウンジは比較するとかなりしょぼい!

ルフトハンザグループでは、逆にビジネスクラスの乗客はあくまでビジネスラウンジのみ利用が可能だけどスタアラゴールド会員はビジネスラウンジもしくはセネターラウンジの両方が選べる特権がある。

微妙な違いがあるビジネスラウンジとセネターラウンジ

本題に。

実際、パッと見ビジネスラウンジとセネターラウンジはそこまで大きな違いはありません。

しかし、細かい点はいくつか比較できます。

①食事がセネターラウンジの方が若干豪華で種類が豊富

ビジネスラウンジよりもセネターラウンジの方が食事の質が高く、前菜、ホットミール、デザート等種類が増えます。

デザートで例えると、ビジネスラウンジではシンプルなムースだけしか提供されないけど、セネターではナッツをまぶしてもう少し手を掛けて提供したり、濃厚なチョコレートブラウニーやベリー系のホットデザートが選びたりとオプションが広がります。

ルフトハンザセネターラウンジ飯
ルフトハンザセネターラウンジ飯

②セネターラウンジの方が混雑具合がマシ

ビジネスラウンジよりもセネターラウンジの方が利用者が限定されるため、必然的に前者よりも空いている場合があります。

一応、セネターはANAやシンガポール航空等のルフトハンザグループ自社以外スタアラ系ファーストクラスの乗客が案内されるラウンジでもあるので、全体的にクオリティーが高い(はず!)。

フランクフルト空港のセネターBラウンジ
フランクフルト空港のセネターBラウンジ

③セネターラウンジの方が設備が充実

ルフトハンザの場合、フランクフルト空港セネターラウンジBでは共有の仮眠室が寝具付きで用意されていたり、バーでは新鮮な生搾りジュースが選択できたりと一般的なビジネスラウンジと比較すると提供内容が充実しています。

チューリッヒ空港のセネターラウンジEでは世界各国から200種類のウィスキーが集まった専用のバーもあり。

チューリッヒ空港セネターラウンジのウィスキーバー
チューリッヒ空港セネターラウンジのウィスキーバー

まとめ

スタアラゴールド会員でエコノミー利用の場合、ルフトハンザグループの航空会社によると得した気分になります。なんせ、ステータスの無いビジネスクラス利用よりもラウンジ面では優遇されるからです。セネターラウンジの方がビジネスラウンジよりも食事やドリンクの質が高く、混雑がマシで設備が充実しているので、有意義な時間が過ごせます。

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