(有料級情報)エバー航空の長距離ビジネスクラスを10万円前後で乗る手法

以前からずっと乗りたい航空会社のビジネスクラスの一つに、台湾ベースのエバー航空があります。

それも、短い日本⇄台北間では体験ができない、フルサービスを楽しめる長距離路線に乗りたかったのです。

*デザイナーズパジャマの提供(Jason Wu氏のブランド;日系と異なってもちろん持ち帰り可能)

*フェラガモ製を始めとする評判が高いアメニティーキットが配布

*一本30,000円近い価格のシャンパンを選定(クリュグやローランペリア・グランシエクル等)

エバー航空デザイナーズパジャマ
エバー航空デザイナーズパジャマ
エバー航空アメニティーキット
エバー航空アメニティーキット

エバー航空ビジネスクラスの特典航空券枠はハードルが高かった

長距離路線のビジネスクラスとなると、有償航空券だと高額すぎて手が出ません。

そのため、手っ取り早い手法は、同じスターアライアンス系であるアビアンカ航空エアカナダのマイルをボーナスマイル付与時に購入して、それを特典航空券にする事。

こうすると大分お得にビジネスやファーストクラスに乗る事ができます。

以前、エバー航空の特典航空券枠は大変限られており、せいぜい直前に空席があれば開放する程度だったのでとても事前に予定を計画して乗る事はできませんでした。

ところが、最近は結構エバー航空の特典航空券枠が先の日程でも表示される様になりました。

エバー航空ビジネスクラス
エバー航空ビジネスクラス

台北⇄ブリスベン線がかなりお得!

結論から言うと、エバー航空にとって唯一のオーストラリアの就航先であるブリスベンを台北からビジネスクラスで片道総額10万円以下で飛ぶ事ができます。

この路線は9時間近いフライトで他のヨーロッパや北米路線と同等のフルサービスを受ける事が可能なわりには、オーストラリアはアジア地域に近い事から、アビアンカ航空やエアカナダでは比較的少ないマイルで特典航空券で発券する事が可能なのです。

台北⇄ブリスベン路線
台北⇄ブリスベン路線※

※gcmap.comにて作成

<アビアンカ航空でマイル購入→特典航空券として発券する場合>

例えば、アビアンカ航空の最大160%ボーナス付与時にマイルを購入する場合、片道あたりのビジネスクラス必要マイル数と諸税を含めた総額は以下のとおりです(2024年9月時点)。

区間 必要マイル 総額
(日本→)台北→ブリスベン 40,000 約90,000円
ブリスベン→台北(→日本) 50,000 約116,000円
台北→ブリスベンは40,000マイル
台北→ブリスベンは40,000マイル
ボーナスマイル付与時は17,000マイル分で40,800マイルゲット!
ボーナスマイル付与時は17,000マイル分で40,800マイルゲット!

この時のボーナスマイルは、21,000マイル未満の購入は140%付与でした。

ブリスベン行きであれば、USD 561(40,000マイル分)+ USD 44.1(航空券諸税等)+ USD 25(発券手数料)= USD 630.1で発券が可能です。

現在の為替レートUSD 1 = JPY 143で計算すると、90,104になります。

ブリスベン発の場合、USD 693(50,000マイル分)+ USD 91.5(航空券諸税等)+ USD 25(発券手数料)= USD 809.5で発券が可能です。

上記の為替レートですと、115,759円

そして、台北⇄日本間は追加マイル無しで旅程に足す事ができますが、これは空席を探すのがかなり困難です。

筆者は、何とかブリスベン→台北→成田を50,000マイルで空席を探して発券する事ができました(1年先までの日付確認でたった2席のみの空席でした!)。

台北で約3時間の乗り継ぎを含めて15時間のビジネスクラスの旅です。

ブリスベン→台北→成田運賃詳細
ブリスベン→台北→成田運賃詳細

2024年9月21日現在ではボーナス付与セールは丁度終了したばかりですが、大体1〜2ヶ月間隔で実施されるので今後チャンスは十分にあります。

<エアカナダでマイル購入→特典航空券として発券する場合>

もし、エアカナダのアエロプランで最大85%ボーナス付与時にマイルを購入する場合、片道あたりのビジネスクラス必要マイル数と諸税を含めた総額は以下のとおりです(2024年9月時点)。

区間 必要マイル 総額
台北⇄ブリスベン 45,000マイル 約103,000円
日本⇄台北⇄ブリスベン 60,000マイル 約147,000円

台北発ブリスベン行きであれば、CAD 875(45,000マイル分)+ CAD 100(航空券諸税等)= CAD 975で発券が可能です。

現在の為替レートCAD 1 = JPY 106で計算すると、103,350円になります。

台北→ブリスベンの空席
台北→ブリスベンの空席
25,000マイル分の購入で45,000マイルに達する
25,000マイル分の購入で45,000マイルに達する

日本も旅程に含めるのであれば、例えばブリスベン→台北→成田をCAD 1,225(60,000マイル分)+ CAD 162(航空券諸税等)= CAD 1,387で発券が可能です。

上記の為替レートだと、147,022円になります。

ブリスベン→台北→成田の空席
ブリスベン→台北→成田の空席
35,000マイル分の購入で60,000マイルに達する
35,000マイル分の購入で60,000マイルに達する

2024年9月21日現在、10月10日まで最大85%ボーナス付与セールを行なっています。

セールは定期的に実施され、多い場合には最大125%付与なんてものも!

台北⇄ブリスベン路線は特典航空券枠で比較的空席あり!

以前には確認できなかった空席がちらほら見かける事ができます。

参考までに、2024年11月・12月の空席はこちら。

空席カレンダー
空席カレンダー

アビアンカ航空のライフマイルズで台北→ブリスベンをビジネスクラスで指定した後に日付を確認すると、青色でハイライトされた空席が表示されます。

検索では航空会社の指定はできず、全スターアライアンス系航空会社のオプションが表示されますが、基本的にアビアンカ航空の場合だとこの区間はエバー航空しか案内されない傾向です。

アビアンカ航空とエアカナダのマイルどちらで手配した方が良い?

それぞれ長短がありますが、マイル購入初心者や英語が苦手な方であれば多少高額でもエアカナダ・アエロプランのマイルがおすすめです。

次回の記事に、この2社の比較をしてみます。

まとめ

以前はスタアラ特典枠を探すのが困難であったエバー航空のビジネスクラス。最近では、台北⇄ブリスベン区間で比較的空席を確認しやすくなりました。そしてこの区間は少ないマイルで乗れるのが嬉しいです。アビアンカ航空やエアカナダのボーナスマイル付与時に購入すれば、安価で評判高いこの航空会社の上級クラスを体験できちゃいます。

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「(有料級情報)エバー航空の長距離ビジネスクラスを10万円前後で乗る手法」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。エバー航空憧れます!!
    アビアンカ航空の特典航空券の税金ですが、検索画面と最終画面で全然違いますよね、、、こういうものなんでしょうか。

    1. 発券先の航空会社によっては結構異なりますよね。エバー航空は、提示の諸税に発券手数料の追加USD 25のみっぽいですが、前回エジプト航空を発券した際にはUSD 100ぐらい追加されてました。まぁ、そこまで気にならないかな、って程度です。

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