香港に滞在する際に便利な現地のSuicaみたいな交通系ICカードであるオクトパスカードについて注意点を触れます。
実はオクトパスカード、2種類あります!
①Tourist Octopus:カードを購入するタイプ;返却不可
②On-Loan Octopus:カードを借りるタイプ;返却の際にデポジットが戻る(手数料は別途かかる)
てっきり、販売されているタイプは全て②だと思いましたが、実は②はMRTのサービスデスクのみで手配が可能;その他セブンイレブンを含むコンビニで購入するタイプは①のみになるので注意が必要です。
筆者は連れと先日香港を訪問しました。
香港空港の到着ロビーでまずセブンイレブンを目にしたので、そこで2枚手配しようとしましたが生憎残りが1枚のみだったので、ひとまずここでその最後のオクトパスカードをゲットしました。
カード代はHKD 39。
そして、その後HKD 50単位で好きなだけチャージができます。
その次に、相方の分をエアポートエクスプレスのカウンターで手配しました。
ここでは、決まった金額がチャージされたデポジット込みのHKD 200のカードが販売されており、内訳はHKD 50がデポジット、そしてHKD 150分の価値が予め含まれています。
この2枚のカード、デザインが異なりました。
上がMRTのサービスデスクで購入した連れのカード(On-Loan Octopus)、下が筆者がセブンイレブンで購入したカード(Tourist Octopus)です。
Tourist Octopusは返却不可!
最終日の早朝、香港空港のMRTサービスデスクがオープンする時間と共に2枚分のカードをデポジット込みで返却をお願いしたら・・・なんと、筆者がセブンイレブンで購入したカードはあくまで残金のみが返金され、カードは返されました。
そう、Tourist Octopusはそもそもデポジットが無く、HKD 39はカードを購入という形となるので返却ができないタイプなのです。
しかも、MRTのホームページで確認すると一度残金を返金したら価値がなくなるからお土産としてキープしておいてね、なんて記載が!
ということは次回香港を訪れた際には使用できないという事か!!
正直、損した気分ですね。
On-Loan Cardは最低HKD 11を差し引いたデポジットが返却される
その名の通り、こちらはカードを貸しているという形になるので、返却の際には残金とは他にデポジットとして支払ったHKD 50が戻ってきます。
ただし、HKD 11は手数料として引かれるので、実際はHKD 39が払い戻されます。
カードの裏に違いの記載があった!
下記、Tourist OctopusとOn-Loan Octopusの裏側の記載。
前者の方は、しっかりデポジットが無い事が明確に注意書きされています。
後者は、何も注意事項がありません。
まとめると:
タイプ | Tourist | On-Loan |
デポジット | なし | HKD 50 |
カード代 | HKD 39 | なし |
初回時のチャージ | なし | HKD 150 |
購入場所 | 711等のコンビニ | MRTのブース |
空港のMRTサービスデスクは朝5:44からオープンしている
もし最終日のフライトが朝早い場合、空港でカードの払い戻しができるか心配ですが、自分等が訪問した際には5:44からオープンするとしっかり案内がありました。
筆者は05:35辺りから一番として並びました。
オープン当時は4組程並んでいたので、もしより迅速に払い戻し手続きをしたい場合は少し早めに並ぶと良いでしょう。
手続き自体はとてもスムーズでカード1枚あたり1分ぐらいで処理できました。
まとめ
どう考えても、香港に長期で滞在しない限り、Tourist Octopusのメリットはありません。どこがツーリストだ!と叫びたくなりますが(笑)。なので、短期滞在の際にはデポジットが可能なOn-Loan OctopusをMRTのサービスデスクで手配しましょう。