インドのおもしろ国境地帯シリーズ索引
その1:パキスタン
その2:中国
その3:ネパール
その4:ブータン
その5:バングラデシュ(今回はこれ)
その6:ミャンマー
<インド・バングラデシュ国境>
バングラデシュは比較的インドの友好国であり、国境地帯は中国やパキスタン付近の様に全く物々しさはありません。
外国人でも許可証無しで近づく事ができますし、相手国のビザがあれば普通に行き来できます。
こちらは、メガラヤ州にあるダウキ国境。
↑写真右下にある、三角の白いコーンまでがインド。ここまで、外国人でも近づけます(もしくは近づけました!)。
メガラヤ州はクリスチャン(プロテスタント)が多いです。とても清潔好きで、彼らの村にはゴミ一つ落ちていなく、至る所に自然に優しい竹で編んだゴミ箱が設置され、とても整備されています。ここに暮らすカシ族は世界的にも珍しい、母系の伝統を引き継ぎ、東南アジアに多いモン・クメール系の民族です。
バングラが見下ろせるマウリンノン村。
この辺りが面白いのは、インド側(メガラヤ)がほぼ断崖絶壁状態で、すとーんと落ちた場所からバングラになっている事。なので、いくらバングラが目と鼻の先でも、世界一のバンジージャンプでもしない限り、そう簡単に両国間を行き来できません。先ほどご紹介したダウキの国境を除いて。
このチェラプンジには、珍しい、何十年もかけて木の根っこを人間が編んで作る、生きた木の橋が存在します。
メガラヤは豚肉がよく食べられています。香辛料が少なくなり、少し東アジア的な料理で優しい味付け。
↑左から炊き込みご飯、茹でた野菜スープ、胡麻ペースト、そして真っ黒になっているのは豚肉の黒胡麻炒め。
まとめ
メガラヤ州は本当に面白いです。特にハイライトはバングラデシュとの国境沿いに位置しているので、村、橋、国境(+透明度の高い川でのボートライド)とアクティビティーが充実していますし、とても環境保護とサステナビリティーが高いのでこれから注目を浴びそうな旅行先です。インドに対しての一般的なイメージを覆すでしょう。