インドのおもしろ国境地帯シリーズ索引
その1:パキスタン
その2:中国
その3:ネパール
その4:ブータン
その5:バングラデシュ(今回はこれ)
その6:ミャンマー
<インド・バングラデシュ国境>
バングラデシュは比較的インドの友好国であり、国境地帯は中国やパキスタン付近の様に全く物々しさはありません。
外国人でも許可証無しで近づく事ができますし、相手国のビザがあれば普通に行き来できます。
こちらは、メガラヤ州にあるダウキ国境。
![Map Bangla ダウキの位置](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2022/12/Map-Bangla.png)
![IMG 6463 1 インド・バングラ国境](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6463-1.jpg)
↑写真右下にある、三角の白いコーンまでがインド。ここまで、外国人でも近づけます(もしくは近づけました!)。
![IMG 6464 1 バングラ側のアップ](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6464-1.jpg)
メガラヤ州はクリスチャン(プロテスタント)が多いです。とても清潔好きで、彼らの村にはゴミ一つ落ちていなく、至る所に自然に優しい竹で編んだゴミ箱が設置され、とても整備されています。ここに暮らすカシ族は世界的にも珍しい、母系の伝統を引き継ぎ、東南アジアに多いモン・クメール系の民族です。
![IMG 6374 1 メガラヤはクリスチャンが多い](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6374-1.jpg)
![IMG 6373 1 メガラヤの子供](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6373-1.jpg)
バングラが見下ろせるマウリンノン村。
![IMG 6385 1 整備されたマウリンノン村](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6385-1.jpg)
![IMG 6403 1 ツリーハウスが多い](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6403-1.jpg)
![IMG 6412 1 ツリー展望台から眺めるバングラデシュの平野](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6412-1.jpg)
この辺りが面白いのは、インド側(メガラヤ)がほぼ断崖絶壁状態で、すとーんと落ちた場所からバングラになっている事。なので、いくらバングラが目と鼻の先でも、世界一のバンジージャンプでもしない限り、そう簡単に両国間を行き来できません。先ほどご紹介したダウキの国境を除いて。
![IMG 6706 1 チェラプンジからバングラの平地を眺める](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6706-1.jpg)
![IMG 6709 1 バングラデシュの平野](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6709-1.jpg)
このチェラプンジには、珍しい、何十年もかけて木の根っこを人間が編んで作る、生きた木の橋が存在します。
![IMG 6601 1 生きた木の二重橋](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6601-1.jpg)
メガラヤは豚肉がよく食べられています。香辛料が少なくなり、少し東アジア的な料理で優しい味付け。
![IMG 6510 1 豚肉を多く使用した地元料理](https://flysushimaru.com/wp-content/uploads/2016/11/IMG_6510-1.jpg)
↑左から炊き込みご飯、茹でた野菜スープ、胡麻ペースト、そして真っ黒になっているのは豚肉の黒胡麻炒め。
まとめ
メガラヤ州は本当に面白いです。特にハイライトはバングラデシュとの国境沿いに位置しているので、村、橋、国境(+透明度の高い川でのボートライド)とアクティビティーが充実していますし、とても環境保護とサステナビリティーが高いのでこれから注目を浴びそうな旅行先です。インドに対しての一般的なイメージを覆すでしょう。